アール・ヌーヴォーを代表する画家・アルフォンス・ミュシャ。その作品を常時展示しているのが、JR堺市駅前にある堺市立文化館アルフォンス・ミュシャ館です。 アール・ヌーヴォーとは、しなやかな曲線や花の装飾などが特徴的な美術・工芸スタイルで、19世紀末にヨーロッパで流行しました。ミュシャの作品には優美で繊細なデザインの中に女性を描いたものが多く、その美しさは今も多くの人々を魅了しています。 ミュシャ作品を常時展示している施設は日本ではここだけ。展示されている作品は、カメラのドイ創業者社長の故土居君雄氏が集めた「ドイ・コレクション」。ミュシャのコレクションとしては世界的にも評価の高い貴重なものです。 |
[アール・ヌーヴォーの貴重なコレクションが一堂に] |
展示室の中でひときわ目立つのが「ウミロフ・ミラー」(写真)。中央の丸い鏡を囲む縦2.7m、横3.4mの不思議な形のカンヴァスは巨大かつ優美な色彩で彩られ、その前で足を止めずにいられません。また「蛇のブレスレットと指輪」は、オパール、ルビー、ダイヤモンドで飾られた、アール・ヌーヴォーの宝飾品を代表するブレスレット。ヨーロッパやアメリカの美術館が「世界の宝」と呼ぶほどの作品。いずれも世界に二つとない貴重なものです。 作品に魅了された後は、ミュージアムショップへ。 ミュシャのポストカードやポスターなどを買うことができます。 アルフォンス・ミュシャ館 |
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